2008年07月03日

ラムネ屋のしあわせ 取材殺到の日々

 夏ともなりますと、ラムネ屋が忙しい日々がやってまいりますが、特に今年は各地でご当地ラムネだとか、変わり種のラムネが話題となり、私のブログや当社のホームページをみて、気軽に取材を申し込んで頂きました結果、6月中でテレビ2社と雑誌2社の取材があり、忙しい上にもてんやわんやでした。

 当日も当然私は、普通に仕事をしており、来客や電話応対でしばし中断など大変ご迷惑をおかけ致しましたことをこの場でお詫び致します。現在ラムネ屋さんは「たぶん」全国で60軒くらいしか操業しておりません。兵庫県でもたぶん4軒くらいしか実際に製造していないと思います。かつて20年くらい前は2000軒以上全国で製造し、兵庫県だけでも150社くらい有った聞き及んでいます。どうしてそんなに減ったのかと言いますと、コカコーラなどの外国資本や大手ビール系飲料メーカーの急激な拡大により、時代に取り残されたのかもしれません。倒産は意外に少なく、廃業や製造をやめて自動販売機の展開を図っている会社が有ったり、広い敷地を生かしてアパート・マンションの経営や、駐車場経営でのんびりしている人も多いと聞き及んでます。

 今や絶滅危惧種「レッドデータービジネス」とも言えるラムネ屋ですが、かえってこれがマスコミに受ける理由かもしれません。中国のパンダより貴重です。

 夏休みに見学にお越しいただければ、私が直にじっくりとご説明致しますが、よくある質問ベストスリーは

①Q、昔のビンのラムネの玉はどうやって入れたのか
  A、大きめの口のビンに玉を入れた後、高温で温めてガラスを柔らかくしてから、口を細く縮めています。
   こらがかなり大変な技術だったそうです。

②Q、ラムネは日本人の発明ですか
 A、いいえ 基本特許はイギリス人のハイラムコッドと言う方が持ってました。もちろん切れてますが。
   なにしろ江戸時代末に浦賀にペリーが来たとき、黒船にラムネ(ラムネとは言わなかったと思うが)が乗っており、
   幕府の役人が玉を抜く音に驚いて、刀を抜いたと伝わってる。もちろん私が見たわけではないが

③Q、ラムネの名前の由来は サイダーとの違いは
  A、ラムネはレモネードがなまったもので、サイダーはシードル(リンゴの発泡酒)がなまったもの
    本来は全然別物ですが 現在は香料の違いくらいでほとんど味は同じです。 
 
  取材のあったテレビ・雑誌の名前は秘密にしておきますが、テレビの1社はニュース番組で夕方に近々放映予定です。
 内容はDVDで頂く予定ですから、社内でも見学の方に見て頂けるよう検討中です。  


Posted by 鎌田 茂伸 at 00:13Comments(0)お仕事