2010年04月21日

ひたすらごめんなさい

 ものすごく久しぶりです。再挑戦するくらいの気持ちで書き始めました。
昨年は8月の最盛期の土曜・日曜に雨続きで売り上げ激減の大失速となり、ものすごく落ち込んでしまいました。と言いますのも生産設備を増強し、人員も短期ですが増やして増産体制で臨んだだけに、9回裏ノーアウト満塁で見逃し三振とダブルプレーで負けた気分です。

 今年は気分一新でこつこつ行こうと考えて、小口の新規開拓や、オリジナルラムネの企画を積極的にこなしてます。ご希望の方有りましたらお電話でご一報下さい。正直メールでの問い合わせは苦手で、普段は携帯メールも全くしてません。時代遅れそのもので、本心では、めんどくさがりです。

 3月中旬から輸出向けの受注がそこそこ入りまして、おかげで好調な滑り出しをしています。
もしかしてご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、「ラムネビン」がイギリス人の発明で、特許も取ってたって、知ってますか。もちろんとっくに切れてますが、なんとあのペリー提督が「黒船」で浦賀に来た時、「ラムネ」を持参しており、幕府の要人に振る舞った記述が有るそうです。つまりイギリスからアメリカにも伝わってたわけです。明治の始めに神戸か横浜か長崎で製造を始めたそうで、色々諸説あり、決められないらしいです。ところで元祖のイギリスやアメリカでは「王冠」の発明で「ラムネ」は絶滅してしまい、極東の日本に生き残ってるわけです。インドと台湾・韓国にも有るらしいです。

 日本からアメリカやヨーロッパに輸出してるってことは、「里帰り」「凱旋帰国」「出戻り」「浦島太郎」の気分です。
 本来真夏の7・8月が最盛期ですが、輸出商売は船便の輸送期間が30日以上かかる事から、4・5月に注文が入るため、ラムネ屋としては設備の試運転も兼ねて大変有り難い限りです。
 ちなみに昨年はざっと15万本位出荷しました。
 かなり以前ですが、こんにゃくの得意先の方が、新婚旅行でアメリカへ行った時に現地でラムネを見かけてびっくり、それが近所の鎌田商店で作ったと判って二度びっくりだったと言ってました。

 アメリカ・フランス・ドイツ他に輸出してます。現地のスーパーで探してみて下さい。
本日はこの辺で、ご精読ありがとうございました。  


Posted by 鎌田 茂伸 at 23:12Comments(0)お仕事